海外で働くには就労ビザが必要ですよね。
日本で働いていると特に気にする事はありませんが、海外に行くと就労ビザなしで働く事は出来ません。
よく学生ビザなのにアルバイトしている人がいますが、
実はそれもダメなのです。
え?でも、今回は就労ビザなしで働く方法、ですが?
要はお金を稼がなければ良いのです。
つまり、ボランティアはOKなんです。
どういう事かというと、
私は単身アメリカに渡り、仕事を見つけたものの、
すぐには就労ビザをもらう事は出来ませんでした。
実はビザを取得するには時間とお金がかかります。
それは本人だけでなくて、会社にもリスクがかかる事なのです。
また、会社にもビザを申請できる枠みたいなものがある為、良い人材を確保したいという思いもあります。
私はどうしたかといいますと、
「給料の支払はビザがとれた時で構いませんので、レンタカー代と宿泊代を経費で払ってください」
と面接の時に頼んだのでした。
この事が決め手になったのかどうかは分りませんが、
実際レンタカー代と宿泊代のみ払ってもらいました。
会社としては自分の実力を見極めたいという事で、評価期間(Appraisal Period)を設け、
OKならビザを申請するというフローにしたかったわけです。
他の会社でも大抵評価期間が90日ほどあり、
その間であれば、クビにしちゃう事もできます。
ですから、この評価期間は非常に重要です。
何がなんでも結果を出す必要があります。
さて、私は当時まったくお金を持っておらず
所持金は30万円くらいでした。
90日の評価期間で30万円あれば足りるだろうと思ってたからです。
レンタカー代と宿泊費以外にかかるお金といえば、食費です。
私が泊まっていたホテル(モーテル)は朝食付でした。
なるべくお金をかけないように心がけていたので、毎朝モーテルの朝食を食べて会社に向かいました。
よって自分のお金で払っていたのは昼食、夕食のみです。
当然ながらマイナスです。
お金はまったく増えません。
しかし、海外での経験がまったく無いし、英語も話せないわけですから、
むしろお金を払ってでも経験する価値があるってわけです。
人によってはお金をかけて海外の語学留学とかインターンシップに参加されるわけですが、
それよりも働いた方が社会の為にもなるし、仕事で使える生きた英語が学べます。
自分は紆余曲折を経て会社からビザをサポートしてもらう事が決まり、
弁護士を通じて就労ビザを取得する事が出来ました。